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慶應義塾大学先端生命研との共同研究契約締結のお知らせ

好熱性微生物資源からの新規機能性因子の探索を目指した産学共同研究の始動について

 当社はこのたび、京葉プラントエンジニアリング株式会社(本社:千葉県市川市、代表取締役社長:山﨑 克美)とともに、慶應義塾大学先端生命科学研究所(IAB、所在地:山形県鶴岡市、研究所長:冨田 勝、担当主任研究者:福田 真嗣【特任准教授】)との、好熱性複合微生物群を活用した動物の生理機能に関する共同研究契約を締結し、研究を始動させました。

 当社は2013年1月の創業以来、その社名の由来にもなっている「サーモフィルス(好熱性微生物)」を活用して、メディカル・ヘルスマネジメント分野における、画期的な新技術・新商材の開発を推し進めています。例えば当社が開発しため豚肉「ノンメタポーク」は、脂肪のサッパリ感と旨味を両立し、かつ豊富にビタミンB1を含む「次世代の豚肉」として、現在注目を集めていますが、この豚肉の生産には、当社グループ独自の好熱性微生物群に基づく「腸内環境コントロール」が必須条件となっており、最新の研究によって、これら微生物の、個々の機能性や宿主内での挙動についての知見が次々と明らかになってきています。

 今回の慶應大先端生命研との共同研究の実現によって、当社の技術シーズである微生物関連の資源・技術・ノウハウを結集することが叶えば、双方が進める技術開発がさらに加速して、これまでに類を見ない、新たな価値を有する機能性因子の探索・発見と、その医薬品等としての製品化の実現が期待されます。

 尚、当該内容について、日本経済新聞の千葉・首都圏経済面に掲載されました(2015年4月28日付朝刊)。

(慶應大IABについて)2001年4月、鶴岡タウンキャンパス(山形県鶴岡市)に設置された本格的なバイオ分野の研究拠点。世界でも有数のメタボローム解析施設を有しており、最先端のバイオテクノロジーを用いて生体や微生物の細胞活動を網羅的に計測・分析し、コンピュータで解析・シミュレーションして医療や食品発酵などの分野に応用、ITを駆使した「統合システムバイオロジー」という新しい生命科学のパイオニアとして注目を集めています。また地元高校生の研究生としての受け入れや学会・イベントの誘致を積極的に行うなど、地域との連携強化にも力を注いでいます。なお、福田特任准教授は平成25年度文部科学大臣表彰若手科学者賞や平成26年度山形県科学技術奨励賞などを受賞されています。

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